健康お役立ち情報

2014/07/08

日本人に適した食事の知恵シリーズ(6)

小林晃大

特定非営利活動法人医療機関支援機構 特別顧問

日本人に適した食事の知恵シリーズ(6)

減ってしまった食物繊維の摂取
鍵をにぎる穀類と豆類の食物繊維

終戦後から日本人の食生活で顕著に変化してきているのは、肉食の増加と食物繊維の不足です。動物性食品は腸内細菌の悪玉菌が好むエサであり、食物繊維は善玉菌が好むエサであるので、腸内環境でいうと悪玉菌が増えやすく、善玉菌が減りやすい状態になっています。

国民健康・栄養調査の食物繊維の摂取量の推移を見ると、昭和22年には1日に27gの食物繊維を摂っていましたが、終戦から5年後の昭和25年には21g、昭和40年には16gまで低下しています。それ以降は大きな変化はなく徐々に減少傾向にあり、現在(平成24年調査)では男女平均で14.2gとなっており、昭和22年のおよそ半分の量にまで減ってしまいました。いっぽうで、厚生労働省の日本人の食事摂取基準2015では、1日の食物繊維の摂取目標量は成人男性でおよそ20gとなっています。これは昭和30年の摂取量とほぼ同じです。

不足している食物繊維を補うというと、野菜を食べることを考えるかもしれませんが、食物繊維が多く含まれている根菜類を含めても、現在の摂取量は同じくらいの量となっています。昭和30年と比べて大きく不足しているのは穀類と豆類による食物繊維摂取です。特に大きく不足しているのは穀類です。

昭和30年代というと米の摂取量が多く、その米も精製された白米ではなく、玄米や胚芽米が多くなっていました。白米に含まれている食物繊維は100g当たり0.3gでしかありませんが、胚芽米では0.8g、玄米では1.4gとなっています。豆類では、きな粉は100g当たり16.9g、大豆(ゆで)は7.0gです。豆類を増やして、野菜を摂る機会を全体的に増やすことが必要です。

小林晃大

特定非営利活動法人医療機関支援機構 特別顧問

小林晃大

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