健康お役立ち情報

2015/01/20

食べものの色の意味(2)お茶のカテキンは身近な抗酸化成分

小林晃大

特定非営利活動法人医療機関支援機構 特別顧問

食べものの色の意味(2)お茶のカテキンは身近な抗酸化成分

体の中の活性酸素を消してくれる抗酸化成分は、色鮮やかな野菜や果物に多く含まれているのですが、緑茶にも強力な抗酸化成分のカテキンが多く含まれています。緑茶の色といえば緑色ですが、緑茶に含まれるカテキンは無色です。緑色をしているのはお茶の葉に含まれている葉緑素(クロロフィル)の色です。まだ緑色のお茶が出ているからカテキンを摂れていると思うのは間違いということです。

お茶の葉は鮮やかな緑色にするために、加熱をして茶葉の中の酸化酵素を壊しています。酸化酵素が作用すると茶葉はオレンジ色から赤色になります。同じ種類のツバキ科の葉の酸化酵素を壊したものが緑茶になり、酸化酵素を残したものが紅茶やウーロン茶になります。緑茶に含まれるカテキンは無色であっても、酸化酵素が残っているとカテキンもオレンジ色から赤色になっていきます。

抗酸化成分が活性酸素を消してくれるのは、体の中に入ってから酸化するからです。抗酸化成分のカテキンが酸化することで、活性酸素を減らして、私たちの体の酸化を防いでくれているわけです。体の中で酸化しやすいものほど抗酸化力が強いことになります。強い抗酸化作用は健康の維持にはよいことであっても、カテキンは特に酸化しやすいので、飲み方に工夫が必要です。カテキンの酸化は緑茶の茶葉に、お湯を淹れたときから急速に酸化が始まります。抗酸化作用が強いほど酸化しやすいので、30分以上がたってから再び淹れたお茶のカテキンは酸化が大きく進んでいます。体に入る前の段階で酸化が進んだのでは、抗酸化成分というよりも酸化した活性酸素を摂っているのと同じようなことになってしまいます。

緑茶は手軽に抗酸化成分を摂れるものですが、茶葉は酸化しやすいことを知って、頻繁に茶葉を交換すべきです。お茶の産地の静岡などでは、急須からお茶を注いだら、すぐに茶葉を捨てています。もう一杯飲みたいときには新しい茶葉で、というのがお茶の産地の常識のようですが、そうもいかないという人のほうが多いはずです。お茶の産地でも、1回きりしか飲まないというわけではありません。時間がたったら酸化することを知っているのか、二番目のお茶は密閉できるポットに入れておいて、あとで飲むようにします。この方法なら酸素に触れている量が少ないので、酸化が進みにくくなっています。

こういった工夫を見習って、できるだけ酸化していないお茶を飲んで、抗酸化成分のカテキンを摂るようにしたいものです。

小林晃大

特定非営利活動法人医療機関支援機構 特別顧問

小林晃大

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