健康お役立ち情報

2014/05/29

日本人に適した食事の知恵シリーズ(1)

小林晃大

特定非営利活動法人医療機関支援機構 特別顧問

日本人に適した食事の知恵シリーズ(1)
「オカアサンハヤスメ」の食事から
「まごわやさしい」の食事を目指そう

“おかず”は漢字では「御菜」「御数」と書かれますが、江戸時代の養生書には「御加数」と書かれています。食卓に多くの数の主菜、副菜を並べて食べるのが、おかずの本質だということです。しかし、単品料理で済ませている人は少なくありません。おかずの種類を増やすことを目指して“1日30品目”が目標とされたことがあります。食品数を増やすと食べすぎになる人が多いことから、2000年の新しい「食生活指針」ではそれがはずされ、30品目は言われなくなりましたが、多くの種類を食べることで、さまざまな栄養成分を摂ることができるのは間違いがないことです。

 多くの種類を食べるのは、安全面でも大切なことです。一つの食材が多いと、もしも有害物質が含まれていたときには、その有害物質を多く摂ってしまうことになります。ところが、一つひとつの食材が少なく、食材の種類を多くると、危険性も低下させることができます。多くの種類を食べるといっても、似たような食材ばかりでは仕方がありません。できるだけ多彩な分野から選ぶようにしますが、そのときに参考になるのが「まごわやさしい」です。

 これは、子供に食べさせたい料理を示す教えの言葉としても使われています。「孫は優しい」という言葉になぞらえているわけですが、それぞれの頭文字を並べたもので、「ま」は豆、「ご」はごま、「わ」はわかめ、つまり海藻です。「や」は野菜、「さ」は魚、「し」はシイタケ、つまりキノコ。そして、「い」はイモを指しています。多彩な食材という言葉は、“多くの色彩”ということで、いろいろな色彩の食品を使って料理をすることでもバランスが取れるようになります。

 体に優しい食材を選んで料理することよりも、子供が好きな料理を作る傾向が強まっています。いくら子供が好きでも、将来の健康を考えたら減らしたほうがよい料理として「オカアサンハヤスメ」があげられています。「オ」はオムライス、「カ」はカレーライス、「ア」はアイスクリーム、「サン」はサンドイッチ、「ハ」はハンバーグ、「ヤ」は焼きそば、「ス」はスパゲッティー、「メ」は目玉焼きです。これらは肉類や脂肪が多い料理で、生活習慣病のリスクが高まりやすいものです。

 こういった言葉を思い浮かべながら、メニューを考えるようにしたいものです。

まごはやさしい

小林晃大

特定非営利活動法人医療機関支援機構 特別顧問

小林晃大

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