健康お役立ち情報

2014/07/08

日本人に適した食事の知恵シリーズ(4)

小林晃大

特定非営利活動法人医療機関支援機構 特別顧問 

日本人に適した食事の知恵シリーズ(4)

食べる量が減っているのに太っているのはなぜ?
魚を食べると太りにくくなる油が摂れる

日本人は欧米人に比べると肥満の人は少ないといわれています。しかし、厚生労働省の国民健康・栄養調査(平成24年)によると、成人男性の29.1%、女性の19.4%が肥満者となっています。男性では40代は36.6%、50代は31.6%と、アメリカの肥満率と 並ぶほどにと報道されています。ただし、日本ではBMIが25以上を肥満としているのに対して、アメリカではBMIが30以上となっているので、単純には比べられません。日本人の食事量が増えているなら肥満が増えたことも納得できるのですが、国民健康・栄養調査の結果を見ると、日本人のエネルギー摂取量は減ってきています。

男女別統計が初めて発表された平成11年には男性の30代の平均は2303kcal(キロカロリー)だったのが平成24年には2124kcalに、40代は2309kcalから2166kcalに、50代は2294kcalから2192kcalに、60代は2215kcalから2150kcalに、それぞれ減少しています。女性の30代は1831kcalから1690kcalに、40代は1861kcalから1701kcalに、50代は1877kcalから1755kcalに、60代は1778kcalから1728kcalに、やはり減少しています。

エネルギー摂取量が減っているのに太っている人が増え、生活習慣病が増えた大きな理由の一つとして考えられているのは脂肪が含まれた食品の摂取量の変化です。1日に食べる魚介類と肉類の摂取量の変化を見ると、魚介類は減り続け、肉類は増え、平成18年からは肉類が魚類を上回る年も出てきています。肉に含まれる脂肪は飽和脂肪酸という分解されにくく、エネルギーとして使われにくいタイプの脂肪です。それに対して、魚に含まれる不飽和脂肪酸は分解されやすく、エネルギーとして使われやすくなっています。

適切な脂肪の摂取量は厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」で示されています。 平成26年まで使われている2010年版では脂質のエネルギー比率の割合は30歳以上の男女で20~25%とされています。平成27年から有効の2015年版では、20~30%と上限が広がっています。それと同時に、新たに飽和脂肪酸は7%以下に抑えることを示されています。つまり、肉を減らし、魚を多く食べることをすすめているのです。

小林晃大

特定非営利活動法人医療機関支援機構 特別顧問 

小林晃大

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